Cleaning Methods
工法について
協会では3つの水道管洗浄工法を扱っています。管路の状況と目的に応じて、適した工法をご提案します。
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PAW工法
水と空気だけで、水道本管をすばやく洗浄する。
圧縮空気と水で管内に高速の気液二相流をつくり、堆積物・付着物・浮遊物を短時間で除去する洗浄工法です。 管内に入れるのは水と空気だけで、薬品や固形物を使いません。掘削や管の切断も不要で、 夜間の断水時間内での施工が可能です。
洗浄の原理気液二相流(水+圧縮空気)による洗浄
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SCOPE工法
軟質樹脂のボールで、管の内側を直接こすり落とす。
管径より大きい軟質樹脂のボールを管内に走らせ、内面を物理的にこすって 堆積物・付着物をはがし取ります。曲がりや伏せ越しもそのまま通過でき、 φ13〜φ1200mmと幅広い口径に対応します。
洗浄の原理PCボール(軟質ウレタン樹脂)による物理洗浄
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放水工法
水を流して、たまったものを押し出す。いちばん基本の洗浄。
排泥弁や消火栓から水を放出し、その流れで管内の夾雑物と停滞水を排出します。 装置を管内に入れない最も基本的な洗浄で、定期的な維持管理に向いています。
洗浄の原理通水(放水)による夾雑物・停滞水の排出
工法の使い分けガイド
いずれの工法も、掘削をせずに既設の消火栓・排泥弁などから施工できます。 管路の状況と、何を優先したいかによって適した工法が変わります。 放水で改善しきらない付着物には、PAW工法やSCOPE工法のように物理的な力を加える洗浄が向いています。
PAW工法
こんな場合に
- 薬品や固形物を管内に入れたくない場合
- 経年化が進んだ管路や、ライニング被膜・塗膜の剥離リスクを最小限に抑えたい場合
- 夜間の限られた断水時間で施工したい場合
- 一度に長い区間(1スパン最大約1,500m)をまとめて洗浄したい場合
SCOPE工法
こんな場合に
- 錆片・マンガン・砂利など、こすり落とす必要がある堆積物・付着物がある場合
- 曲がり・伏せ越し・口径の変化が多く、通過性が問題になる管路
- 小口径から大口径(φ13〜φ1200mm)まで、幅広い口径に対応したい場合
- 健全なシールコートは残したまま、劣化した部分だけを除去したい場合
放水工法
こんな場合に
- 新設・更新工事のあとの管内の消毒・洗浄
- 濁りの予防保全として、定期的に実施したい場合
- 沈殿した夾雑物や停滞水の排出が目的の場合
- 事業体の体制上、洗浄作業を外部に委ねたい場合
| 項目 | PAW工法 | SCOPE工法 | 放水工法 |
|---|---|---|---|
| 洗浄の原理 | 気液二相流(水+圧縮空気)による洗浄 | PCボール(軟質ウレタン樹脂)による物理洗浄 | 通水(放水)による夾雑物・停滞水の排出 |
| 取り除けるもの | — | — | 沈殿した夾雑物・停滞水 |
| 対応口径 | φ250mmまで(施工実績はφ50〜150) | φ13〜φ1200mm | — |
| 施工延長 | 最大1.5km(1スパン) | 洗浄延長に制限なし(断水4時間なら最長2km) | — |
| 管種の実績 | 石綿管以外のすべての管 | DCIP(ダクタイル鋳鉄管)・VP。カメラ調査は石綿管以外の全管種に対応 | — |
| 断水条件 | 夜間の断水時間内で施工可能 | 昼間半日の断水で施工可能(4時間断水で最長2km)。断水なしの実績もあり | — |
| 接続箇所 | 地下式/地上式消火栓、空気弁(フランジ) | 既設の地下式/地上式消火栓、空気弁、排水口など(管路の口径による) | 既設の排泥弁・消火栓、管末の排水器 |
| 使用材料 | 水と空気のみ(薬品不使用) | PCボール(軟質ウレタン樹脂・人体に無害)。薬品不使用 | 水のみ(薬品・装置を使わない) |
| 効果の確認 | 施工前後の管内カメラ調査 | 施工前後の不断水内視鏡カメラ調査(映像で記録) | 排水作業記録表(排水時間・排水量・夾雑物の排出量・残留塩素濃度)。管内カメラ調査を併用する場合もあります |
記載の値は各工法の公開資料にもとづくものです。実際の適用可否は管路の状況によって変わりますので、 お問い合わせください。